ECを運営している方にとって、仕入れは重要な作業ですが、その一方で、手間と時間がかかる面もあります。さらに、仕入れる商品を見つけるためには、展示会に参加することが主流ですが、その準備や移動などの工数はかかり、展示会自体も年に数回しか開催されないため、自社にあった魅力的な商品を見つけるのも簡単ではありません。

そこで、最近注目されているのが、仕入れ専門の会員制サイト「goooods」です。このサービスを利用することで、ECの仕入れを手軽に、気軽に行うことができます。さらに、まだ世の中に出ていない、オリジナルの商品を見つけることができ、毎日追加されるので、常に新しいアイテムを仕入れることが可能です。
また、2023年3月には、Shopifyアプリもリリースされる予定です。

今回は、goooods株式会社のCEO 菅野圭介様に「goooods」の魅力についてと、Shopifyアプリの概要について、お話をお伺いしてきました。

スピーカー
goooods株式会社 代表取締役
菅野 圭介 氏

■ サービスサイトTwitter (DM等で問い合わせ可能)

仕入れを手軽に、気軽に「goooods」とは?


——– 早速ですが、貴社のプロダクトであるgoooodsについて教えて下さい。

菅野 圭介 氏(以下、菅野):「goooods」はBtoBのコマースサイトです。小売店をやってらっしゃる方・ネットショップを立ち上げたい方は、商品をオリジナルで作るだけではなく、仕入れて再販売をすることがあります。「goooods」はそうしたマーチャント様に向けた仕入れ専門の会員制のサイトです。

マーケットプレイスなので、商品を販売する売り手の方もいらっしゃいます。2023年3月現在、約530のブランド様に参加いただいています。DtoCブランドや、エシカルなブランド・ローカルなブランド様を中心に、これから伸びるブランド・まだ世の中に流通していないブランドを扱っています。

2023年3月時点

——— まるでセレクトショップに迷い込んだような洗練された商品が並んでいるのが非常に特徴的です。

菅野:お客様はより安い・ポイントがつくショップのほうがいいなと思うので、自分でセレクトショップを立ち上げるときは、モールなどでは買えない商品でお客様に魅力を感じてもらうことも重要です。

そのため、Amazonでは取り扱われていない商品には、「Not on Amazon」とタグ付けするといったこともしています。

——— 他にも商品の魅力を伝える上でのこだわりはあるのでしょうか?

菅野:「goooods」ではブランドのストーリーをかなり深く取材し、デザインやコンテンツに気を配って商品の特性やストーリーなどの情報を細かく記載しています。

普段店舗でお買い物するときは、店員さんとお話をしてブランドの世界観や、商品の使用方法を知ることで購買の気持ちが高まりますが、オンラインだとこれまでなかなかそのような体験を実現できなかったと思います。それをどうにかオンラインでも実現できないかと考えました。

私たちがブランドさんから引き出した情報を見て、いいなと思って仕入れてくださったお客様が、サイト上の接客でお客様に伝えられるように意識して、サービスを構築しています。

——— ECにおいて「ささげ(撮影・採寸・原稿)」は基本中の基本ですが、本当に大変な作業です。「goooods」では、事細かに情報が記載されてそれがブロックになっていて見やすいですよね。

菅野:まさに「goooods」が大事にしていることです。商品のことや、ブランドの世界観を説明することはみなさん実施されると思いますが、それが構造化されたデータセットになっていないことはよくあります。

特に、BtoBは業務用というイメージがあるので、ウェブカタログ的な世界観がこれまで多かったと思います。ですが、「新しい商品との出会い」や「これから売れそうな商品ってなんだろう」というのを仕入れる側は求めているので、そこに対して、データセットを整えることは必須だと思ってます。さらに、弊社ではAIを活用したレコメンド機能の開発をしています。

それによって、ショップに訪れるお客様にサイト上で質の高い接客ができますし、仕入れの段階でも「目利き」や「センス」がマーチャントの世界観とマッチしたものとなり、仕入れそのものがかなり劇的に進化するのではないかと思っています。

小売をもっと身近に。リスクほぼゼロで始められる「goooods」の特徴3つ


——— これまで、商品を仕入れようとすると、年に数回開かれる展示会に行って、整っていないデータを見ながら決めないといけないという問題があったと思いますが、「goooods」では毎日新規の商品がどんどん追加されているということですよね。

菅野:めちゃくちゃいいまとめ方をありがとうございます(笑)

仕入れをするときって、展示会で商品を探して、いろんな企業と商談をして、取引の条件を決めて、決済のやりとりをして、受発注のやりとり、書類発行…と非常に大変で、さらに何十ブランドとやっていかないといけませんでした。

そこで、「goooods」はブランドの世界観がわかるブースのようなものの常設を無料でできるようにして、情報の整理をサポートしています。

ただ、展示会と違う点は実際物に触れることができないことです。なので、仕入れる側には、初めて取引するブランドさんの初回購入分に関しては、返品ができる仕組みを用意しています。

また、後払いができるのも特徴です。前払いだとどうしても負担が大きくなると思うので、まずは売ってみて、売れた売上の代金で仕入れ代は後から払うという形をとっています。

この仕組みによって、売れないときや、思ってたのと違うときのリスクを最小限にして、もっと小売や商売する人の裾野を広げて行きたいと思っています。

——— すごいですね。しかも、返品は各メーカーさんに個別で送り返す必要はないのですよね?

菅野:はい。初回分の取引に関しては、goooodsの返品用倉庫があるので、そちらに返品してもらう形となっています。

これはかなりチャレンジングな仕組みですが、これをやらないと流通の摩擦が減らないと思っていますし、弊社が刷新していくべき領域だと思っています。

goooods株式会社は、「Everyone, entrepreneur」*、つまり「みんなが挑戦できること」をミッションに掲げています。なので、ブランドを作る人も、商品を売っていく人も、チャレンジする人を後押しして、選択肢を増やすことの手助けになるプラットフォームになりたいと思っています。

* entrepreneur = アントレプレナー・ゼロから会社が企業を作り出す人(起業家)

インフルエンサーの新たな収入源に。PtoC領域への挑戦、その内容とは?


——— 副業をされているインフルエンサーの方とコラボもされていらっしゃるのですよね?

菅野:はい。物販は今までお店単位でしたが、これからは人単位、いわゆるPtoC(Person to Consumer)が主流になってくると思っています。例えば、何百万人もの登録者数をもつYouTuberが、広告で収益を得るのではなく、自分がプロデュースした商品や、いいなと思った商品を売る、物販でも収益をあげていくという形です。

そこで「goooods」では、YouTuberのさがらごうちさんとコラボしています。具体的には、さがらごうちさんがセレクトショップを持ち、goooodsでいいなと思った商品を仕入れて、動画内で紹介して購入を促す、といったものです。

さがらごうち ch

ポイントは、自分が好きなものを紹介できることと、他のYouTuberがまだやっていないという点です。

——— なるほど、たしかにオリジナルブランドをもってECサイトをしているインフルエンサーは多いですが、セレクトショップは少ないですね。

菅野:そうなんです。オリジナルブランドをもつのは、どうしても最初に生産リスクを負う必要があります。その代わり利益率は高いので、ハイリスク・ハイリターン型ではありますが、なかなか最初からバリエーションを豊富にしづらいです。ただ、ユーザーとしては商品数が多いほうが好ましく、品揃えは重要なポイントになってきます。

店舗などを見ていると、自社商品と仕入れたセレクト商品を組みわせて売るのは、当たり前に行われています。なので、オリジナル商品を販売するにしても、仕入れの商品を取り扱っていくと良いかと思っています。

——— まさに「Everyone, entrepreneur」ですね。

菅野:また、セレクトショップは、自分の好きなものをあつめてお店開きましたという文脈なので、コメント欄も荒れる可能性が低いです。どうしてもPR案件だと、視聴者も透けてわかりますし、インフルエンサーさんも警戒しています。

その点では、視聴者さんにすっと受け入れてもらいやすいかなと思います。

Shopifyとの連携でより仕入れ業務の工数削減を可能に。


——— Shopifyアプリをリリースするとお伺いしましたが、どのようなアプリなのでしょうか?

菅野:「goooods」の情報をShopifyに連携して、より仕入れ作業をかんたんにできるアプリです。以下で操作方法をご紹介します。

「gooooods」で商品を見つける

販売したい商品をお気に入りに登録します。

Shopifyに取り込む

お気に入りに登録した商品は自動でShopifyに連携されます。

商品情報を取り込みます。

商品を表示する

商品管理に商品情報が登録されているので、利用可能なチャネルを追加します。

ストアに商品が表示

——— すごい!ささげの作業がほぼいらなくなりますね!

菅野:実際には、文言や写真などサイトに合わせてカスタマイズはしたほうがよいと思いますが、それでも今までの工数に比べると、かなり削減することができます。

——— 商品を売れるようになるのはどのタイミングですか?

菅野:goooodsのサイトで取引をしてもらって、ブランドの審査を通過した後になります。審査を通過すると、仕入れた分の在庫がShopifyに自動で反映されます。

——— 連携もすべて自動でできるのは魅力的ですね。ありがとうございます!

まとめ


「goooods」は、仕入れのリスクや作業を減らすことができ、新しく小売を実施してみたい人にとって、最初の一歩を踏み出す手助けとなる魅力的なプラットフォームだと感じました。まさに、goooods株式会社が掲げる、「Everyone, entrepreneur」が体現されたサービスです。

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寄稿者プロフィール

東口 美睦

株式会社フィードフォース App Unity支援チーム

フィードフォースへ新卒入社し、データフィード管理ツール「dfplus.io」のセールスを担当。その後、App Unity支援チームに参加し、App Unityのマーケティングを担当。YouTubeチャンネルやブログ執筆を行う。